パワハラ防止研修の費用相場と選び方ガイド

職場でのパワーハラスメント（パワハラ）防止は、企業の健全な運営に欠かせない要素です。2022年4月からは、中小企業でもパワハラ防止措置が義務化されました。しかし、研修自体は義務ではありませんが、効果的な対策として多くの企業が導入を検討しています。本記事では、パワハラ防止研修の費用相場や選び方について詳しく解説します。

パワハラ防止研修の主な形式と費用相場

パワハラ防止研修にはいくつかの形式があり、それぞれに特性と費用感があります。自社の目的や対象者に合わせて、最適な形式を選ぶことが重要です。

費用に影響する要因

パワハラ防止研修の費用は、単に「時間」や「参加人数」だけで決まるものではありません。以下のような要因が複雑に絡み合って、最終的な見積額が形成されます。

1. 研修時間・構成

• ショートセミナー（60〜90分）:社内ミーティングや朝礼に組み込みやすく、費用は5〜10万円。
• 半日研修（3時間程度）:インプット重視。費用相場は10〜20万円。
• 1日研修（6〜7時間）:ロールプレイ・演習込みで理解定着を図る形式。20〜40万円が目安。
• 年間計画・分割実施型:月1回1時間など、継続的研修で50〜100万円程度になる場合も。

2. 対象人数

• 〜30名程度：基本料金内に収まるケースが多い。
• 31〜50名：1名あたり＋2,000〜5,000円加算。
• 50名以上：スライド準備やサポート人員の追加もあり、別途相談。

3. カスタマイズの有無

• 社内事例の反映、社員アンケートの事前分析など：＋5万〜10万円。
• 業種・役職別設計（例：営業部向け、医療現場向け）：＋3万円〜。
• グループ討議やシミュレーション開発：＋10万円〜。

4. 講師の専門性・登壇実績

• 著名講師・メディア実績あり：＋10〜20万円。
• 弁護士・臨床心理士・社労士など国家資格保有者：＋5〜15万円。
• 一般的なファシリテーター：相場通り。

5. 研修の実施方法

• オンライン：比較的安価（−20〜30％）。全国対応しやすい。
• 対面：リアルな対話・空気感が魅力。臨場感ある指導が可能。
• ハイブリッド：本社／支社で使い分けたい企業向け。機材・配信費用が別途必要。

6. 講師の交通費・宿泊費

• 同一県内：費用に含まれる場合も。
• 遠方（新幹線・飛行機）：実費精算＋日当あり（5,000〜10,000円）
• 宿泊が必要な場合：ビジネスホテル実費1泊1万円前後。

7. 研修後のフォロー・レポート提出

• 受講後アンケートの集計・分析レポート：＋3万〜5万円。
• 行動改善提案・報告会：＋5万円前後。
• eラーニング受講進捗管理・個別レポート提出：受講者数によって都度見積。

当協会のサービスについて

一般社団法人パワーハラスメント防止協会では、企業様のご状況に応じて、柔軟かつ効果的な研修をご提案しています。費用は完全見積制ですが、以下の強みがあります：

• ヒアリングからカリキュラム設計、実施・報告まで一貫対応
• 講師は人事・労務・心理分野の経験豊富な専門家
• 階層別・業種別に適した研修を構築
• 対面／オンライン／ハイブリッドすべて対応可能
• 費用対効果の高さと、実務につながる“納得感”のある研修内容が好評

見積りは無料です。まずはお気軽にお問い合わせください。

まとめ

パワハラ防止研修は“義務”ではないものの、実施することによる効果は非常に高く、職場環境の健全化や法的リスクの低減に直結します。費用は一見高く見えるかもしれませんが、トラブルによる損失や訴訟リスクを考えれば、「投資」として非常に価値のある取り組みです。

一般社団法人パワーハラスメント防止協会では、実践的かつ納得感のある研修をリーズナブルにご提供いたします。ぜひ、お気軽にご相談ください。