パワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修

パワハラ加害者(行為者)
更生カウンセリング研修
特徴について

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Q&A

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カリキュラム

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導入事例

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パワハラ加害者(行為者)
行動変容の実現
パワハラ加害者の声

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パワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修 特徴について

パワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修の特徴

  • パワハラ加害者/パワハラ行為者の方に応じ特別プログラムをカスタマイズ
  • 実施期間、回数、実施場所などもご要望に応じ調整可能
  • パワハラ加害者/パワハラ行為者の方との信頼関係を築き行動変容につなぐ
  • 更生カウンセリング研修を完了した後ご報告書を発行
  • パワハラ加害者/パワハラ行為者の方を長期的にサポート

♦ パワハラ加害者(行為者)の方に応じ特別プログラムをカスタマイズします

受講者インタビュー

  • パワハラ行為が行われた背景やパワハラ加害者/パワハラ行為者の方の特徴は全てのケースで異なるため、当協会では固定されたプログラムはご用意しておりません。パワハラ加害者/パワハラ行為者の方が更生するために必要なオリジナルプログラムを特別に構築します。
  • パワハラ行為が行われた背景、パワハラ加害者/パワハラ行為者の方の特徴を分析し、更生するために必要な要素を適切なタイミングで研修にて取り入れて行くことが重要となります。
  • 法人様がご希望する研修内容がございましたら、パワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修のプログラムに反映することも可能です。

♦ 実施期間、回数、実施場所などもご要望に応じ調整可能です

受講者インタビュー

  • 実施期間、回数、実施場所などは、法人様のご要望をお伺いしながら決定します。
  • はじめてパワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修を導入される法人様には、パワハラ加害者/パワハラ行為者の方が更生するために必要な実施期間や回数などをアドバイスします。
  • パワハラ加害者/パワハラ行為者の方の更生をより確実にするために対面式で実施します。

♦ パワハラ加害者(行為者)の方との信頼関係を築き行動変容につなげます

受講者インタビュー

  • パワハラ加害者/パワハラ行為者の方の全てを受容します。
  • 積極的にパワハラ加害者/パワハラ行為者の方と関わります。
  • パワハラ加害者/パワハラ行為者の方と協働し課題解決に努めます。
  • パワハラ加害者/パワハラ行為者の方が自律的に問題解決できるように導きます。

♦ パワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修の最終回後に報告書を発行します

受講者インタビュー

  • 更生カウンセリング研修の最終回を実施した5営業日までに報告書を発行します。
  • 「講師所感」等について報告します。
  • 報告書では、法人様でフォローアップできるポイントをお伝えします。
  • ※守秘義務につき研修中に話した内容の詳細については報告を控えさせていただきます。


♦ パワハラ加害者(行為者)の方を長期的にサポートします

受講者インタビュー

  • パワハラ加害者/パワハラ行為者の方を研修終了後もフォローします。
  • 今後のパワハラ加害者/パワハラ行為者の方への対応についてアドバイスします。
  • パワハラ加害者/パワハラ行為者の方への継続的な支援も対応します。

パワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修 行動変容の実現について

パワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修 行動変容の実現

  • 仕事だけではなくプライベートの人間関係まで改善!
  • パワハラを起こした根本的な原因が解決したので生きやすくなった!
  • 感情に支配されなくなり全てが上手く行くようになった!
  • 相手の気持ちを理解しながら指導ができるようになった!
  • 部下も、妻も、子供も話しかけてくれるようになった!
  • 人生に関わる全ての人に感謝の気持ちを抱くことができるようになった!
  • 自分のありのままの姿で生きることで他人にも優しくなった!

■ 仕事だけではなくプライベートの人間関係まで改善!

■受講者の目線で効果的なパワハラ防止研修の実施

今までは「管理職」という立場に縛られた言動や考え方をしていたので、部下に対して上から目線で接していたことが原因でパワハラ行為をしていたと思います。パワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修を受けたことで、役職や立場ではなく、ひとりの人としての生き方を見直すことができ、仕事の人間関係だけではなく、プライベートの人間関係も改善しました。

■ パワハラを起こした根本的な原因が解決したので生きやすくなった!

■受講者の目線で効果的なパワハラ防止研修の実施

パワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修は、表面的なスキル研修ではなく、パワハラを起こした根本的な問題に焦点をあて改善策に取り組みをしてくれたので、特定の場面だけではなく幅広い状況において相手を傷つけることなく問題の解決をすることができるようになりました。

■ 感情に支配されなくなり全てが上手く行くようになった!

■受講者の目線で効果的なパワハラ防止研修の実施

パワハラ加害者として処分を受けるまでは、自分の期待に添わない部下に対して怒りの感情をぶつけていました。パワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修を受けてからは、理想や期待と現実のギャップに直面した場合でも、今までのように相手を追い詰めることなく、冷静に状況を判断し、感情をコントロールしながら、相手が理解できるように自分の思いを相手に伝えらえるようになりました。

■ 相手の気持ちを理解しながら指導ができるようになった!

■受講者の目線で効果的なパワハラ防止研修の実施

仕事で高く評価されてきたことは自分の考えを勘違いさせていたのだとパワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修を受けて気が付きました。自分の能力より劣る部下に対しても今までのように切り捨てるのではなく、相手の気持ちを理解しながらどうしたら今よりも良くなるか部下と一緒に考えらえるようになりました。

■ 部下も、妻も、子供も話しかけてくれるようになった!

■受講者の目線で効果的なパワハラ防止研修の実施

常に自分を基準としていたので、職場でも家庭でも人間関係のトラブルが多くありました。パワハラ加害者になってパワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修を受講したことで、世の中にはいろいろな人がいて社会が成り立つことを改めて認識することができました。恥ずかしながら、今まで自分を避けていた部下や、妻や子供たちも私に話しかけてくるようになりました。

■ 人生に関わる全ての人に感謝の気持ちを抱くことができるようになった!

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誰に対しても俺様のような横暴な態度をしてきたので相手に感謝することなど考えたこともありませんでした。パワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修修で人は一人では生きて行くことができないことを学び、部下や同僚、上司や家族など自分が関わる全ての人々に対して感謝できるようになりました。自分が感謝すれば相手からも感謝されることを身をもって理解することができました。

■ 自分のありのままの姿で生きることで他人にも優しくなった!

■受講者の目線で効果的なパワハラ防止研修の実施

パワハラの原因となっていた他者からの目線、他者から評価されることへの恐怖心から解放されたことで、ありのままの姿で仕事に臨むことができるようになりました。自分自身を信じ大切にできるようになると、自然と相手のことを信じて相手にも優しくなれることがわかりました。パワハラをしたことは猛省していますが、これをきっかけに人生が良い方向へ変化しました。

※個人の感想も含まれています。当協会のサービスを受けることで特定の効果が生じることを保証するものではありません。

パワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修 Q&A

Q:初めてお問い合わせする時の方法を教えてください

受講者インタビュー

    お問合せフォーム」から、ご連絡をお願いいたします。担当者よりメールにてご連絡させていただきます。


Q:パワハラ防止協会という名称で連絡してほしくないのですが、他の名称で連絡してもらうことはできますか?

受講者インタビュー

    はい、可能でございます。パワハラはとても繊細な問題ですので、ご希望により当協会からは「スリーシー メソッド コンサルティング」でご連絡させていただきますのでご安心ください。特に複数の方がご対応される電話、または郵送物(封筒のみ)について、ご要望に応じて名称を変更させていただきます。なお、見積書や請求書の発行元名義の変更はできかねますので、ご了承ください。


Q:見積はどのように依頼すればいいですか?

受講者インタビュー

    お問合せフォーム」からご連絡をお願いします。担当者よりメールにて見積金額をご提示いたします。


Q:正式に依頼する前にパワハラ加害者/パワハラ行為者についてお伝えすることができない場合でも見積書を出してもらえますか?

受講者インタビュー

    はい、大丈夫です。概算費用となりますが、見積書をご提示することは可能です。


Q:プログラムはどのように提案してくれるのですか?

受講者インタビュー

    当協会のパワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修は固定されたプログラムはございません。契約締結後に見立てをし、研修当日にパワハラ加害者/パワハラ行為者の方とお会いして対話を重ねながら更生に必要な要素を見出し支援を行っております。パワハラ加害者/パワハラ行為者の方が更生をより確かなものにするために、研修内容を微調整しながら進めてまいります。


Q:担当講師はどのような資格を保有していますか?また、経営やマネジメントの経験はありますか?

受講者インタビュー

    心理カウンセリング、コーチング、コミュニケーショントレーナーの資格を保有しております。また、国内外の企業でビジネスの経験があり経営やマネジメントの実績も豊富です。


Q:パワハラ加害者/パワハラ行為者は必ず更生しますか?

受講者インタビュー

    更生できるようパワハラ加害者/パワハラ行為者の方と協働して課題解決に取り組んでおります。大切なことは、パワハラ加害者/パワハラ行為者の方と担当講師共に諦めないことだと考えています。


Q:研修の実施場所はどこになりますか?

受講者インタビュー

    パワハラ加害者/パワハラ行為者の方が所属する組織の会議室、または外部の会議室(別途費用)で実施いたします。


Q:研修の実施が可能な地域はどこですか?

受講者インタビュー

    日本全国にて研修を実施することが可能です。担当講師が現地に赴きます。


Q:研修は勤務時間外でも可能ですか?

受講者インタビュー

    勤務終了後の時間帯、土日祝含めて対応可能です。ご希望のお時間にて調整させていただきます。


Q:正式に依頼する場合はどうすればいいですか?

受講者インタビュー

    業務委託契約書(クラウドサインによる電子契約)の締結、お申込書のご提出をしていただきます。その他については正式にご依頼いただいた際にご説明いたします。


Q:研修実施までの流れを教えてください。

受講者インタビュー

    ご担当者の方々に実施場所、および初回実施日についてご調整していただきます。2回目以降の実施日については、原則パワハラ加害者/パワハラ行為者の方と担当講師で調整いたします。また、面談毎に実施場所が異なる場合は、ご担当者の方々にご調整をお願いしております。なお、複数回実施する場合、事前に全ての研修日程を決めることも可能です。


パワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修をご検討の皆さまへ
~パワハラ防止協会 代表理事からのメッセージ~

「パワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修」をご検討の皆さまは、導入に関してご質問やご不明点がございましたら、お気軽にパワハラ防止協会へご連絡ください。

特に、「パワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修」の実施を初めてご検討されている皆さまは、「どこに依頼をすればいいのだろう」、「本当に効果はあるのか」、「費用や期間はどれくらい必要だろう」など、さまざまなお悩みを抱えていらっしゃると思います。パワハラ加害者/パワハラ行為者を更生に導いた豊富な実績があるパワハラ防止協会が皆さまのお悩みを解決いたします。

パワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修 カリキュラム

パワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修のカリキュラム

  • ThreeC Methods Therapy®による心理的アプローチ
  • パワーハラスメント(パワハラ)への理解を深める講義
  • パワーハラスメント(パワハラ)を防止するスキル習得
  • Homework(ホームワーク)により学びの継続

パワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修では、これらの中からクライアント(パワハラ加害者/パワハラ行為者)の方が更生するために最適なカリキュラムを面談を通じて学びを深めていきます。一般的な研修のように予め研修資料を準備するのではなく、対話の中で適切なタイミングでクライアントに提案します。

ThreeC Methods Therapy®
心理的アプローチ

詳細はこちら

パワハラへの
理解を深める講義

詳細はこちら

パワハラを防ぐ
スキルの習得

詳細はこちら

Homework
学びの継続

詳細はこちら

ThreeC Methods Therapy®

パワハラ加害者(行為者)カウンセリング研修は、当協会が独自に開発したThreeC Methods Therapy®をメインにクライアント(パワハラ加害者/パワハラ行為者)へアプローチし、パワハラ行為を起こした問題の根源からの解決を目指します。

  • クライアントと講師が協働して問題の解決に取り組みます。
  • 傾聴することでクライアントと講師との間に、互いに信頼し合い、安心して感情の交流を行うことができる関係が成立している、ラポール(心的融和状態)を築きます。
  • クライアント自身が望ましいゴールに向かい主体的に取り組めるように講師がクライアントに寄り添いながら伴走します。
  • 問題となる行為が「何が」「どうして」起こるのかという点を具体的に掘り下げ、クライアントに共感しながら問題を理解することも同時に進めていきます。こうした流れの中で扱っていく問題を明確にしていきます。
  • 問題の整理ができたら、それをクライアントと共有し、問題をどういう方向へどうやって持っていくのかを一緒に考えることで表面的ではない問題の根源からの解決を目指します。

ThreeC Methods Therapy®のメリット

  • ✧ 問題となる行為の根本的な原因を解決できます。
  • ✧ ひとりの人として望ましい成長を遂げることができます。
  • ✧ 仕事だけではなく家族との人間関係も改善します。
  • ✧ 客観的に自分自身を見ることができるようになります。
  • ✧ 問題解決スキルを日常の業務にも活かせるようになります。

パワーハラスメント(パワハラ)に関する講義

パワハラに関する理解を深め、パワハラについて正しい知識を構築します。パワハラ加害者/パワハラ行為者の方の行為と一般的なパワハラの概念を照らし合わせ、パワハラ加害者/パワハラ行為者自身が冷静に自分の行為を振り返ることを目指します。

■ パワハラとは何か
職場における「パワハラ」とは、職場において行われる「①優越的な関係を背景とした言動」であって、「②業務上必要かつ相当な範囲を超えたもの」により、「③労働者の就業環境が害されるもの」であり、①から③までの3つの要素を全て満たすものをいいます。パワハラの定義を正しく理解し、パワハラに該当する言動にならないための知識を構築します。

■ パワハラの法的責任
パワハラ防止措置が、大企業では2020年6月から、中小企業では2022年4月から義務化されました。パワハラ防止法を踏まえた正しい知識を身につけパワハラの法的リスクについて理解を深めます。パワハラ裁判は、被害者からパワハラ加害者/パワハラ行為者個人に対して訴える場合と、被害者から会社に対して請求する場合の二つがあります。また、職場環境配慮義務違反とは、雇用契約の中で会社はハラスメントがない職場環境をつくらなければならない義務に違反したという債務不履行の構成をとります。安全配慮義務違反とは、非常に過酷な叱責、過酷な状況に置かれた場合について、安全な職場環境でなかった安全の問題として捉えるなど様々なパワハラのリスクについて学びます。

■ パワハラと指導の違い
パワハラと指導は似て非なるものです。パワハラとは相手を傷つける行為であり、指導とは相手の成長を促す行為です。目的は正しくてもやり方が間違っていれば、それは指導ではなくパワハラになる可能性が大きくなります。時には厳しく指導することも大切ですが、相手を傷つけない指導方法やコミュニケーションのスキルを身につけることにより厳しい中にも着実に相手の成長に寄与することができるようになります。また、実際の現場ではパワハラと指導の線引きが難しい「グレーゾーン」のような事例も多くあります。パワハラ加害者/パワハラ行為者自身が日常の業務でパワハラと指導の線引きができるようになるように講義の中で多くの事例を用い解説します。

■ パワハラが起きる要因
パワハラに至るまでの当該言動が行われた経緯や状況、業種・業態、業務の内容・性質、当該言動の態様・頻度・継続性、労働者の属性や心身の状況、加害者(行為者)の関係性等はケースにより異なります。パワハラ行為が行われた要因を丁寧に検証することでパワハラ行為再発を防ぐための対策を講じることができるようになります。

パワーハラスメント(パワハラ)を防ぐスキルの習得

パワハラを起こさないためのスキルや知識を身につけ、日常の業務でパワハラが起こり得る難しい場面に遭遇した時にでも感情をコントロールし、パワハラにならない方法で相手とコミュニケーションができるようになることを目指します。パワハラを起こさないための対策は一人ひとり異なります。クライアント(パワハラ加害者/パワハラ行為者)が更生するために必要なスキルを対話を通じて提案します。

※こちらに掲載しているのは一部の例となりますのでご了承ください。

感情の発生メカニズム/怒りとは何か/怒りのコントロール

感情は、脳内の扁桃体というところから生まれると言われています。 扁桃体は外の環境から信号を受け取って、それが自分にとって危険か安全か意味づけをし、危険なら不快、安全なら快というような感情を引き起こします。基本感情などと呼ばれているのは、怒り、恐怖、驚き、悲しみ、幸福などですが、怒りや恐怖の感情がパワハラの原因となっていることも多くあります。怒りが発生するメカニズムを知ることにより自身で感情のコントロールができるようになることを目指します。

正しい叱り方

正しく叱ることはパワハラではありません。叱ることと怒ることは違います。怒るとは、自分の感情を一方的に相手にぶつけることですが、叱るとは相手の成長を促し状況を改善するための指導です。パワハラになることを恐れ叱れない人が増えていると言われています。正しい叱り方を身につけることは、職場の環境や相手の状況を改善するための一歩です。

コミュニケーション全般

多種多様な人材が集う社会の中で自分本位なコミュニケーションを続けることは人間関係の中で問題を引き起こすリスクが非常に大きくなります。相手との信頼関係を築き円滑なコミュニケーションを行うためには、相手によりコミュニケーションの方法を変えることが重要です。そのためには、相手を知り相手を受け入れることが求められますが、その前に大切なことは先ず自分を知り自分を受け入れることです。自分の特徴を知ることで相手の特徴を正しく捉えることができるようになります。仕事の基本となる正しいコミュニケーションについて学ぶことで良好な人間関係も構築することができます。

聴くスキル

聴くことが苦手な人が増えていると言われています。自分の言いたいことだけ言って終わりにする人は相手との良好な人間関係を築くことが難しくなります。望ましいコミュニケーションには聴くスキルが必須となります。米国の臨床心理学者カール・ロジャーズが提唱したカウンセリングやコーチングにおけるコミュニケーション技法のひとつで、相手の話を聴くときのあり方、姿勢、態度、聴き方をアクティブリスニングと言います。相手の発する言葉だけでなく、その背後にある感情や気持ちまで積極的につかもうとする聴き方を日常の業務でも取り入れられるようになることで職場での良好な人間関係の構築に役立てます。

アサーティブ・コミュニケーション

日常の業務の中で言いにくいことを伝える時に用いられるスキルであるアサーティブ・コミュニケーション。アサーティブとは、相手の状況・気持ちを尊重しながら、自分の主張を正直に伝えることです。自分の意見ばかり主張して相手のことを考えられずにコミュニケーションを続ければパワハラ行為につながる可能性が大きくなります。自分の気持ちを正しく伝えるIメッセージなどを学び相手との良好な関係を築きます。

コーチング

コーチング とは、クライアント(コーチを受ける人)が望んでいる目標を自ら達成することができるように、クライアントの持っている個人的な特性や強みを活かして、クライアントがその能力と可能性を最大限に発揮することを目的として、自ら考えさせ行動を促すために、クライアントの取るべき手段や考えを引き出すためのコミュニケーションサポートです。コーチングの3つのスキルである傾聴・承認・質問を講義とワークを通じて学びます。相手の知識や経験によりティーチングとコーチングを使い分けることが指導では大切ですが、相手の能力や自主性を引き出すためにはコーチングスキルが適しています。パワハラにならない指導をするためには、相手の特徴や長所を知り、コーチングの基本的な手法を用いながら目標達成に導いていくことも重要です。

マインドフルネス

世界的大企業で取り入れられているマインドフルネス。マインドフルネスとは、「今ここでの経験に、評価や判断を加えることなく、能動的な注意を向けること」と定義されています(Ka-bat-Zinn,1994 田中訳 2012)。脳科学の側面からマインドフルネスの有効性について学び、どのようにマインドフルネスを行うか実践を通して体験することで、各自が日常の業務でマインドフルネスを有効に活用できることを目標にします。

Homework(ホームワーク)

面談前後の日常業務の中で実践できることを決め、ホームワークとして取り組んでいただきます。取り組んだホームワークについて次回の面談時に振り返りをします。パワハラを防止するために必要なことを日常の業務の中で繰り返すことで、パワハラを起こしにくい思考や行動への変容につなげます。

パワハラ加害者/パワハラ行為者更生カウンセリング研修を受講するだけでは改善は図れません。パワハラ加害者/パワハラ行為者自身が更生するために日々努力を積み重ねることが思考や行動への変容につながります。パワハラ加害者/パワハラ行為者自身が決めた目標に向けたホームワークを実践することで早期に更生することを目指します。

パワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修 導入事例

パワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修
導入事例1

【組織からの要望】
仕事ができる管理職であるが、部下への指導が厳しすぎる。部下数名から被害の訴えあり。パワハラ加害者/パワハラ行為者本人はパワハラの自覚がないため処分の内容に関しては100%納得していない。組織にとっては重要な管理職のため更生してほしい。組織の要望に応じたプログラムを受講させたい。じっくり時間をかけることが可能。

  • 【対象者】管理職
  • 【パワハラ行為】行き過ぎた部下への指導
  • 【処分】社内規定に基づく処分あり
  • 【受講回数】3回
  • 【受講期間】2ヶ月
  • 【フォローアップ】受講後から2か月後に1回あり

【担当講師からのコメント】
頭脳明晰で頭の回転が速いことから仕事における評価が高いことは理解できる。一方、この強みを部下にも同じように求めた時には、部下が自分の期待した通りの結果を出すことができず怒りの感情をぶつけてしまったことが要因となりパワハラに該当する言動に発展したのだと思われる。パワハラ再発防止のためには、自分と他者の違いを認め、他者には他者の能力やペースがあることを理解することが重要となる。面談を通じて自分を振り返る機会を得たことで、本来の望ましい自分自身を取り戻すことができた。

【受講者からのコメント】
今まで一生懸命に仕事をしてきました。そして、会社からもクライアントからも自分のしてきた仕事に対し評価をして頂いていたので、仕事にやりがいを感じ自分でも自信がありました。でも、部下を指導する立場となった時に、指導者とプレイヤーの線引きができていなかったので、なんでもかんでも自分を軸にして考えてしまったことが大きな間違いでした。パワハラをしたことは深く反省しますが、パワハラがきっかけとなり自分を振り返ることができる貴重な機会を得られたことに感謝しています。これからは、慢心を捨て部下と協力しながら仕事をしていきます。

※個人の感想も含まれています。当協会のサービスを受けることで特定の効果が生じることを保証するものではありません。

更生カウンセリング研修1回目

  • ✧ パワハラ事案の振り返り
  • ✧ 日常業務での悩み・課題
  • ✧ テストを用いた自己分析
  • ✧ パワハラを起こした要因分析
  • ✧ 研修の目標設定
  • ✧ 次回までのホームワーク説明

更生カウンセリング研修2回目

  • ✧ ホームワーク振り返り
  • ✧ パワハラ全般
  • ✧ 正しい指導とは
  • ✧ 感情とは何か/怒りとは何か
  • ✧ コミュニケーション
  • ✧ 次回までのホームワーク説明

更生カウンセリング研修3回目

  • ✧ ホームワーク振り返り
  • ✧ 怒りをコントロールする方法
  • ✧ 指導方法のロールプレイ
  • ✧ マインドフルネス実践
  • ✧ 今後の目標

フォローアップ面談

  • ✧ 研修後の日常の振り返り
  • ✧ 研修で学んだことの実践
  • ✧ 目標への取り組み
  • ✧ 日常での悩み・課題
  • ✧ 今後の取り組み

パワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修
導入事例2

【組織からの要望】
パワハラ加害者/パワハラ行為者は深く反省しているが、パワハラ防止対策としてパワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修を受講させる。多忙な部署のため可能な限り短時間で終了させたい。フォローアップ面談は半年間継続希望。1回目の受講後に2回目が必要となる場合は検討する。

  • 【対象者】チーム・リーダー
  • 【パワハラ行為】部員へのメールでの攻撃
  • 【処分】社内規定に基づく処分あり
  • 【受講回数】1回
  • 【受講期間】1日
  • 【フォローアップ】受講後から半年間1ヶ月に1回の面談あり

【担当講師からのコメント】
心配りができる素直で優しい性格がゆえに、多くのことを引き受けてしまうことが続き、ストレスを溜めてしまったのが、パワハラ加害をした大きな要因かと思われる。部下に対してメールで攻撃をしたことがパワハラ加害者(行為者)として処分を受けた理由であるが、メールは本人の意図が伝わりづらいことも今回の問題が起きた原因の1つだと考えている。受講者が多忙を極めていたことから、メールのみで要件を済まそうとしたことは配慮が足りなかったことであるため、メールという便利な機能を使う時には、どんなに忙しくても直接本人と話すことをパワハラ再発防止策として受講者へ提案した。今後は、受講者自身が仕事の適切な量を把握し自身を追い詰めることがないように、周囲の人たちにも協力してもらいながら環境整備をすることがパワハラ行為を再び起こさないためには重要なことである。

【受講者からのコメント】
本当に自分がしてきたことに対して恥ずかしい気持ちと反省の念でいっぱいです。昔からNOと言うことに罪悪感があったので、会社では頼まれる仕事は全て引き受けてきました。ただし、指導する立場となってからは、自分のことだけではなく、部下の指導もしなくてはいけなくなったことで心身ともに余裕を無くしていました。被害を受けた部下には大変申し訳ないことをしたため謝罪の言葉も見つかりません。人を傷つけたことは消すことはできませんが、大いに反省して二度と同じようなことが起きないように心を引き締めていきます。

※個人の感想も含まれています。当協会のサービスを受けることで特定の効果が生じることを保証するものではありません。

更生カウンセリング研修プログラム

  • ✧ パワハラ事案の振り返り
  • ✧ 研修の目標設定
  • ✧ パワハラを起こした要因分析
  • ✧ テストを用いた自己分析
  • ✧ ライフラインチャート
  • ✧ 怒りとは何か/怒りのコントロール
  • ✧ 正しい指導方法
  • ✧ コミュニケーションのロールプレイ
  • ✧ 今後の取り組み
  • ✧ フォローアップ面談までのホームワーク

パワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修
導入事例3

【組織からの要望】
パワハラ加害者/パワハラ行為者が取引先に対して暴言を吐いた目的は、部下を守るためであった。取引先より取引先社員を精神的に追い詰めたことは明らかなるパワハラ行為になるとして対策を求められた。パワハラ加害者/パワハラ行為者が所属する組織からも取引先の被害者、関係者へのヒアリングを実施。パワハラ加害者/パワハラ行為者の部下、関係者へもヒアリングを実施した結果、パワハラに該当する行為が認められたため、パワハラ加害者/パワハラ行為者を配置転換した。再発防止のためパワハラ加害者(行為者)更生支援研修を受講させたいが、パワハラ加害者/パワハラ行為者だけの問題ではなく他の管理職にも起こりうることから、部内の管理職を含めた研修として実施を希望。

  • 【対象者】部内の管理職
  • 【パワハラ行為】取引先への暴言
  • 【処分】担当者の配置転換
  • 【受講回数】1回
  • 【受講期間】1日
  • 【フォローアップ】パワハラ加害者(行為者)のみフォローアップ面談を1回実施

【担当講師からのコメント】
責任感が強く常にビジネスの最前線で活躍してきたが、この責任感の強さがパワハラ行為の原因となったと思われる。取引先から部下が厳しくミスを追求されているのをほっておくことができず、感情的な解決策を選んでしまったことがパワハラ行為につながったが、同じ場面に遭遇しても感情的にならずに解決できる人もいることを理解し、感情的になるのは自分に原因があるということを集合研修と個別フォローアップ面談において認識を深めることができた。本人は「怒っている」感覚がなく怒りの感情を他者へぶつけることが日常的にあるため、怒りの原因となるトリガーを見つけ、その対策を受講者と共に見つけることができたことは改善への大きな一歩となった。これからは、感情のコントロールをしながら、持ち前の責任感でリーダーシップを発揮できることを期待している。

【受講者からのコメント】
私は自分が怒りっぽい性格だとは思っていませんでした。恥ずかしいのですが、何かの役に立っているのではないかと自負しているところがあったのですが、これは大きな勘違いでした。子供のころからリーダー的な存在だったので、社会人になってからも当然のように今までのやり方を続けてきてしまいました。でも、私のリーダーシップは今の時代には合わない時代遅れのリーダーシップだったことを今回の件で気が付くことができました。怒りの原因も分かりましたので、これからは感情に自分を支配されることなく、仕事に励んでいきたいと思います。

※個人の感想も含まれています。当協会のサービスを受けることで特定の効果が生じることを保証するものではありません。

更生カウンセリング研修プログラム

  • ✧ パワハラとは何か
  • ✧ パワハラの法的責任
  • ✧ パワハラとコンプライアンス
  • ✧ パワハラの現行法の規制
  • ✧ パワハラが起こる要因
  • ✧ パワハラを起こしやすい人の特徴
  • ✧ パワハラ防止のためのコミュニケーション
  • ✧ 怒りのコントロール
  • ✧ 自分の振り返り
  • ✧ パワハラにならない指導方法 等

フォローアップ面談

  • ✧ 事案の振り返り
  • ✧ 今後の目標設定
  • ✧ 日常業務で取り組むこと
  • ✧キャリアと自己の振り返り

パワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修
導入事例4

【組織からの要望】
部下数人から着任したばかりの管理職に対するパワハラ行為が認められた。管理職が管理職よりも知識があり管理職が業務を遂行するために必要な情報等について質問するたびに無視をしたり協力したりする姿勢を示さないことが続いた。管理職が着任してから半年が経過した頃から管理職が体調不良に悩み産業医へ相談したことで部下たちのパワハラ行為が発覚。パワハラ行為をした部下ひとり一人に対するパワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修の実施を希望。

  • 【対象者】被害者(管理職)の部下数名
  • 【パワハラ行為】上司へのパワハラ行為
  • 【処分】厳重注意
  • 【受講回数】2回
  • 【受講期間】1ヶ月
  • 【フォローアップ】1回

【担当講師からのコメント】
パワハラ加害者/パワハラ行為者である部下たちは全く悪気がなく管理職に対して行為を行っており、管理職がメンタル不調に陥ったことではじめて自分たちが管理職に対してしてきたことが人として許されることではないことを知ったと思われる。受講した一人ひとりの特徴や性格の違いはあるが、各自猛省しながらの受講となった。今回の件は仲間がいたために、数の上での優越感を知らず知らずの内に得ていたことが行為をエスカレートさせた原因と考えている。一人ひとりは非常に素直で前向きな性格ではあるが、集団となった時の心理面での変化が本来の自分とはかけはなれた行為に導いていたのではないか。パワハラというのは立場は関係なく起こることであることを改めて理解し、一人ひとりにあったパワハラ防止対策を講じ、日常業務の中で活かしていくことで状況を改善することは可能である。

【受講者からのコメント】
私たちがパワハラ加害者(行為者)になるなんて夢にも考えていませんでした。仲間内での悪ふざけ的な雰囲気で上司へ不適切な対応をしてしまったのですが、社会人としてあり得ない態度であると深く反省しています。お給料を頂いている身として今一度自分のあり方を見直し、二度と人を傷つけることがないように気を付けたいと思います。上司にも心からお詫びします。

※個人の感想も含まれています。当協会のサービスを受けることで特定の効果が生じることを保証するものではありません。

更生カウンセリング研修1回目

  • ✧ 事案の振り返り
  • ✧ 事案が起きた要因分析
  • ✧ パワハラに関する正しい知識
  • ✧ パワハラを防止するための取り組み
  • ✧ 次回までのホームワーク設定

更生カウンセリング研修2回目

  • ✧ ホームワークの振り返り
  • ✧ 自己分析
  • ✧ ストレス解消法
  • ✧ アサーショントレーニング
  • ✧ 感情のコントロール
  • ✧ フォローアップ面談までのホームワーク設定

フォローアップ面談

  • ✧ ホームワークの振り返り
  • ✧ 日常業務での取り組み
  • ✧ パワハラ再発対策
  • ✧ 今後の目標設定

パワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修
導入事例5

【組織からの要望】
パワハラ加害者/パワハラ行為者から酒席での暴言や暴力があると複数の部下から相談が寄せられた。日常の業務では、部下への指導も適切であり、相談をしてきた部下との人間関係も含め良好である。パワハラ加害者/パワハラ行為者本人にヒアリングをしたが酒席での出来事は覚えていないとのこと。パワハラの知識だけではなく、アルコールハラスメントについても学ぶことができる研修を希望。

  • 【対象者】管理職
  • 【パワハラ行為】酒席での暴言、暴力
  • 【処分】始末書
  • 【受講回数】2回
  • 【受講期間】1ヶ月
  • 【フォローアップ】なし

【担当講師からのコメント】
普段は仕事で高い評価を得ている部下からも慕われている管理職だけに酒席での言動にショックを受けている部下が多いことから、アルコールと体の関係について理解を深めることに重点を置いた。アルコールが脳に与える影響を理解し、受講者がアルコールとどのように付き合うことが望ましいか自ら決めることが有効であるため、今後の行動計画も含め能動的に取り組んでもらった。普段は非常に落ち着いていてアルコールによる豹変する姿も想像することが難しいくらいだが、それがアルコールの怖さでもあることについて受講者も理解を深めることができた。しばらくは、部下との酒席は控えるということを本人が決めたが、部下からも飲み会への復帰を望まれる声もあるということなので、行動計画に沿って対応し問題となる行為があった場合は、あらかじめ部下にスマホで録画するように伝えることが抑止力として働き再発防止につながるとの認識で一致した。今後は、職場だけではなく酒席においても部下から慕われる管理職になることを期待している。

【受講者からのコメント】
自分が酒席でどのような言動をしているか本当に覚えておらず、これはアルコールという猛毒により脳がマヒしていることが原因であることが分かりましたので、しばらくはアルコールは控えたいと思います。飲みだすと止まらなくなるのは中毒性があるアルコールの怖さでもあるので、部下たちに迷惑をかけたことを反省し、自省して償っていきたいと思います。

※個人の感想も含まれています。当協会のサービスを受けることで特定の効果が生じることを保証するものではありません。

更生カウンセリング研修1回目

  • ✧ パワハラ事案の振り返り
  • ✧ ストレスチェック
  • ✧ アルコールと身体の関係
  • ✧ 酔いの構造
  • ✧ アルコールハラスメントとは
  • ✧ 次回までのホームワーク説明

更生カウンセリング研修2回目

  • ✧ ホームワークの振り返り
  • ✧ パワハラとは
  • ✧ テストを用いた自己分析
  • ✧ 人生の棚卸し
  • ✧ 感情のコントロール
  • ✧ 今後の取組み

パワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修
導入事例6

【事案の背景/組織からの要望】
共同経営者の1人から、パートナー経営者のパワハラ行為について相談あり。パートナー経営者は、前職の同僚で旧知の仲であり、信頼関係を構築してきたが、半年前くらいからパートナーの様子に変化が生じてきたとのこと。会議でも自分の意見がうまく伝えられなかったり、社員が自分の要望していることに反することを発言した時など、烈火の如く怒りの感情を相手にぶつけるようになり困っている。今までは、楽しく穏やかに家庭的な雰囲気で会社を経営してきた為、パートナー経営者のパワハラに該当するような態度に自分も含め社員たちがショックを受け、会社に来られなくなった人もいることから、何とかして元の姿に戻ってほしいとの要望あり。

  • 【対象者】経営者
  • 【パワハラ行為】会議等での暴言、怒り、横暴な態度
  • 【処分】なし
  • 【受講回数】3回
  • 【受講期間】3ヶ月
  • 【フォローアップ】なし

【担当講師からのコメント】
なぜ、自分がパワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修の席にいるのかを良く理解していた。ただ、この半年間は自分が自分ではないようになってしまい、自分でもどうしていいか分からなくなったとのこと。想定していた以上に精神的に不安定な状態だったことから、ゆっくりと少しずつ自分が話したいことから話してもらうようにした。経営者という立場から悩みや弱音を吐ける相手がおらず、知らず知らずのうちにストレスが蓄積した結果、従業員への暴言や横暴な態度というパワハラ行為に繋がったと思われる。元々、多くを語る性格ではないことから、ストレス状態になった時に自分の思いや感情を適切な方法で表現することが難しくなり、「表現できないストレス」から怒りの感情が生まれやすくなっていたと考えている。経営者という役職や役割ではなく、一人の人間として講師との対話を重ねた結果、不必要に抱えていた肩の荷が下りたことが表情や態度からも感じられた。信頼できる共同経営者の存在も大きく、共同経営者の力も借りながら、現場で安心して働ける環境作りに自ら積極的に取組むことができるようになったことは、会社の経営という観点からも非常に望ましい行動変容が実現できたのではないだろうか。

【受講者からのコメント】
パワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修に行く前までは、もう自分は生きていく資格がないのではないかと落ち込んでいました。それが、代表理事にお会いした途端、不思議と目の前が明るくなるのが感じられました。言葉ではうまく表現できないのですが、水がでない水道から、水が勢いよく流れ出るような感じで、今まで抑え込んでいた思いや感情が自分の中から溢れでてきました。人生でこんなに沢山話したことがないくらい多くのことを代表理事に聞いていただき、こんがらがっていた自分の人生のヒモがほどけていくようでした。私は経営者という殻に自ら閉じこもり、勝手に息苦しさを感じていたことが原因になり、パワハラ行為をしていたことが分かりました。経営者というのは役割であり、私の全てではないことを代表理事とのセッションを通じて理解することができたおかげで、仕事とプライベートをうまく分けることができ、今では刺激がありながらも楽しく生きています。本当に本当にありがとうございました!

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パワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修
導入事例7

【事案の背景/組織からの要望】
新入社員の時から同期の中でも積極的な行動力があり、自分の意見をしっかり伝えることができる人物として一目置かれる存在であった。その後も順調にキャリアを重ね、クライアントからも高い信頼を得ていたことから、20代という若さで管理職試験を通過し部下10人を抱える管理職の立場となった。管理職として赴任した部署での経験がなかったことから、赴任後半年間は部下たちから色々なことを学びながら良い人間関係を構築することができていた。しかし、仕事にも慣れてきた頃から、相手の立場に関係なく強い口調で指揮命令するようになり、事情があり会議に遅れてきた部下に対しては、机を叩きながら罵倒するようなパワハラ行為が見受けられるようになった。部下たちも恐怖のあまり、何も言えなくなってきただけではなく、夜眠れなくなるなど、パワハラ加害の影響が色濃く出てきた。上司である部長に対しても、自分の意見が通らなかった時には、大きな声で攻撃することもあり、部署全体の雰囲気が悪化してきたことから、上司の部長から人事部へ通報があった。プレイヤーとしては優秀であり、言動を改めることで部下たちにも望ましい影響を与えられる人物に成長してほしいとのこと。しばらくは、部下をもたない立場として働いてもらうため、時間の調整は可能であることから、根本的な問題の解決に至るまで取組んでほしいとのこと。

  • 【対象者】課長
  • 【パワハラ行為】不適切な指揮命令、暴言、怒り
  • 【処分】部下を持たない立場への変更
  • 【受講回数】3回
  • 【受講期間】2ヶ月
  • 【フォローアップ】半年後に1回

【担当講師からのコメント】
初回の研修は、何が起こるか分からない不安から臨戦態勢で挑んできたことが印象的であった。表面だけ見ると「怒り」に見えるが、本人の目を見ると「怯えている」ことが理解できた。まずは、担当講師が敵ではなく、味方であることを理解してもらうことから始めた。ただし、元々素直な資質があるため、講師と打ち解けるまでに長い時間は必要なかったことは幸いだった。小さいころから負けず嫌いで、努力することが苦にならない性格だったため、学生時代~社会人になるころまでは一匹狼として人生が順調に進んでいたとのこと。一方、20代という若さで管理職に抜擢されてからは、自分以外の人と仕事をしなくてはならないという、最も苦手分野の仕事もしなくてはならず、思うようにならない日々を過ごすようになり、相手を自分の思い通りに動かすために怒りの感情を原動力にしていたと考えている。プレイヤーとしての能力は高いものの、マネジメントという新たなスキルが必要なことについて、会社も本人も見落としていたことが、事態を悪化させた一因であると思われる。これは、このケースだけではなく、日本全体で同じようなことが起きているが、「優秀なプレイヤー=優秀な管理職」になるとは限らないことを昇進の時に考慮しなくてはならないと再認識した事例であった。年齢的にも自分がプレイヤーとして輝きたいという希望があることから、しばらくは部下を持たずに自分が満足するまで仕事に邁進することができる環境を整え、同時にマネジメントについても学びを深めていくことで、将来的にはマネジメントも含め優秀な従業員として活躍できるのではないかと期待している。

【受講者からのコメント】
とにかく起きたことに納得がいかず、なぜ自分が部下を持つ立場から外れ、パワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修を受けなければいけないか理解できませんでした。それは、私は自分なりに一生懸命に仕事をしてクライアントからも喜ばれる仕事をした先に、管理職というポジションを20代という若さで手に入れたと自負していたからです。ですので、今考えると、ものすごく嫌な態度で初めてのパワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修に伺ったと思います。本当に申し訳ありませんでした!パワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修から約1年が経過しましたが、今はとても穏やかに楽しく仕事ができています。あの頃はなんであんなにイライラしてギスギスした人間関係を自ら作っていたのか恥ずかしいばかりです。あの時に沢山の仲間に迷惑をかけたことは私の黒歴史として永遠に残りますが、あの時に私を見捨てずに粘り強くサポートしてくれた会社があったおかげで、今の幸せな自分があることも事実です。起こしてしまったことは取り消すことができませんが、あの時の自分を反面教師として、過度に頑張りすぎず感情と事実を切り離して行動できるようになったことで、本当に生きやすくなりました。実は、私は仕事の時だけではなく、プライベートでも相手に対し攻撃的な態度をすることがありましたが、パワハラ防止協会のパワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修のおかげで、プライベートでも感情をコントロールできるようになり、プライベートも充実するようになりました。パワハラ行為は猛省しますが、このような機会を人生で得られたことは人生の財産になりました。

※個人の感想も含まれています。当協会のサービスを受けることで特定の効果が生じることを保証するものではありません。

パワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修
導入事例8

【事案の背景/組織からの要望】
准教授として国内だけではなく海外でも活躍する人物ではあるが、学生や部下だけではなく、大学の職員への言動がパワハラ行為に該当するほどに横暴で、一人や二人ではなく、何人もの人たちを退職や休学などに追い込んできた。優秀な人物であるがゆえに、誰も注意や指導をすることができずに長い年月が過ぎたが、見逃すことができない事件が起きたため、独立した調査委員会を設置し当該パワハラ事案の調査を行ってきた。その結果、准教授の言動がパワハラに該当するとの結果に至り、学内の規則に準じた処分が下され、再発防止のためのパワハラ加害者を更生させるための研修を受けさせ、行動変容が確認された際に勤務が継続できるような措置にした。現時点では、本人に反省の色はなく、自分には非がないようなことを弁明の機会でも述べていたため、果たして更生できるのかが不透明である。パワハラ防止協会の代表理事の実績を信じ全てお任せしたいと考えている。

  • 【対象者】准教授
  • 【パワハラ行為】横暴な態度、怒り、無視、暴言
  • 【処分】6か月の出勤停止
  • 【受講回数】2回
  • 【受講期間】2ヶ月
  • 【フォローアップ】半年後に1回

【担当講師からのコメント】
処分を言い渡された時や弁明の機会が与えられた時の状況からは、更生が難しいような態度だったということであるが、初回のパワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修では、素直に穏やかに対話をしていた。身内の人と話す時と外部の人間と話す時の態度が違うことが、パワハラ加害者(行為者)には見受けられる現象であるが、身内の人に対しては仲間意識から複雑な心境を抱くことがあり「どうして自分のことを分かってくれないんだ」という思いから攻撃的な態度になることもある。一方、外部の人間と接する時は、緊張感もあり物事を理解する能力がフルに活動することにより、自分の置かれた状況や振る舞い方をコントロールしやすくなることが、准教授のケースでは顕著に表れていた。また、身内に対しては素直になれなくても、外部の人といる時には、「自分はどうすれば良いか」を洞察する力が発揮できるため、パワハラに該当するような言動を止めるという課題に対して前向きに取り組むことができるようになることから、准教授においても持ち前の直観力の鋭さと頭の回転の速さで、短時間の内に意識の変容が促進された。准教授は、明らかに人を見下すような言い方や態度をしてきたことについて、「自分を守るため」に唯一できることであったと告白しているが、自己肯定感が低く、自分の地位を脅かされるのではないかという不安がつきまとう環境の中では、当然のことながら起こり得る言動となると考えている。依頼を受けた時には、どれくらい時間がかかるか予測できなかったが、1回目のパワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修で、想像を超える人間としての成長が感じられたことから、1ヶ月は日常業務の中で行動変容につながるような取組をしてもらった。学内の担当者にも准教授の言動をモニタリングしてもらった結果、今までの姿が信じられないほどに変化したという報告もあったことから、2回で研修を修了し、半年後のフォローアップまで様子を見てもらうようなプログラムにした。半年後の准教授の姿は、パワハラ加害者(行為者)として処分を受けた人とは思えないほどに穏やかで明るく、本来持ち合わせている人を引き付ける雰囲気が全面に現れていた。

【受講者からのコメント】
研究者というのは、世界が狭いだけではなく、競争が激しい世界でもあり、尚且つ結果を出さなければいけないというプレッシャーに苛まれているので、私は、相手のことの考える余裕がありませんでした。学生時代までは、ただ勉強をして、ただ良い点数をとってテストに合格すれば人生が順調に進むと思っていましたが、大学院のころから、それが幻想であることが分かってきて、常に不安と恐怖に包まれた生活をしていました。自分が大学生のころに教授から「研究は追い込むものではなく楽しむことで思わぬ発見があるものだ」という言葉を言われていたものの、その言葉を真に理解したのは、自分がパワハラ加害者(行為者)になってからです。自分の至らなさを相手を攻撃することで満たそうとしていた自分が情けないです。本当に恥ずかしい姿を皆さんに見せて、多くの人を傷つけてきてしまいました。研究者というよりは人としてあってはならないことをしました。パワハラ防止協会のパワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修は、ただの研修ではありません。人生という大きな枠組みでリセットさせてくれる魔法のような研修でした。このような機会を与えてくれた関係者の方々に深く感謝して、2度と同じようなことを起こさないように精進していきます。


※個人の感想も含まれています。当協会のサービスを受けることで特定の効果が生じることを保証するものではありません。

パワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修
導入事例9

【事案の背景/組織からの要望】
「施設の利用者に対するパワハラに該当しうる言動をしているスタッフがいる」、という匿名の通報があった。匿名の通報によると、自分の思い通りに利用者が動かない時は大きな声で罵倒したり、食事をこぼす利用者に対してはテーブルに布巾を投げつけながら大きなため息をつくなど、利用者の人権を侵害するような行為を日常的に繰り返しているということだった。外部の専門家から周囲のスタッフにヒアリングしたり、会話が可能な利用者からも話を聞くなどして情報収集をした結果、匿名の通報内容とほぼ一致したことから、弁護士を交えながら加害者(行為者)へヒアリングを行った。ヒアリングを始めた時は行為を認めていなかったが、最終的には全面的に非を認める形となった。独立した第三者調査委員会を立ち上げ、加害者(行為者)の行為を慎重に検証した結果、社会通念上許容される範囲を超えた言動だと認められ、パワハラ認定されたことから、社内の規定に沿って懲戒処分が下された。ただし、パワハラ加害者(行為者)となったスタッフを慕う利用者も多く、同僚たちからも更生して現場に戻ってきてほしいという要望があったことから、一般社団法人パワーハラスメント防止協会のパワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修を受け行動を改めることを希望している。

  • 【対象者】介護職
  • 【パワハラ行為】行き過ぎた感情表現、暴言、粗悪な行動や態度
  • 【処分】3か月の出勤停止、減給
  • 【受講回数】3回
  • 【受講期間】2ヶ月
  • 【フォローアップ】半年毎に1回

【担当講師からのコメント】
パワハラ加害者(行為者)となったスタッフは心身ともに疲弊しており、生きていくのが精一杯の状態で初回研修に来た。担当講師と目を合わそうとせず、ただうつむいて泣いていた。このような状態では、何を言っても良い方向には向かわないことから、担当講師からは何も話さずに無言の時間を過ごした。しばらくすると、泣くのを止めたパワハラ加害者(行為者)は、顔を上げ、自らの口から事案について話し始めたため、担当講師から、「パワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修では、講師と加害者(行為者)が話した内容を第三者へ開示することはない」ことを改めて説明し、パワハラ加害者(行為者)が安心して話せる環境であることを再度認識してもらった。パワハラ行為に至った理由や背景を講師とパワハラ加害者(行為者)と共に探求した結果、幼少期の出来事が大人になった今でも大きく影響していることが分かった。パワハラ加害者(行為者)本人も記憶の奥底にしまい込み、潜在意識の中でひっそりと生き続けながら、パワハラ加害者(行為者)の人生をコントロールしている事実に気が付いた時には、本人も大変驚いていたのが印象的であった。理由が明らかになるまでは粘り強い作業が必要だったが、明らかになってからはジェットコースターのように心身の状態が回復してきたことは誰よりも本人が嬉しかったのではないだろうか。ただし、思いのほか、この記憶がパワハラ加害者(行為者)の人生に強い影響力を与えていることから、現場に復帰した後も定期的にフォローアップ研修を行いながら再発防止に努めている。

【受講者からのコメント】
私は小さい頃から、いつもいつも孤独で不安な時間を過ごしてきました。でも、これが自分の人生なんだと半ば諦めていました。家庭にも学校にも自分の居場所がなく、行き場のない悲しみと怒りの感情の中で生きてきました。そして、社会人になってからは、自分ができることも増え、職場の仲間も親切な人ばかりで、利用者さまとも楽しい時間を過ごしてきましたが、パワハラ行為をしてしまっていた時期は、なんとなく自分自身を見失ってしまっていました。悲しく辛い気持ちになっていましたが、何が理由だかは分かりませんでした。ただ、この気持ちはどこかで経験した気持ちだということは感じていましたが、その経験を振り返るのが怖かったのです。このような時期に、利用者さまに対して人として許されない言動を行ってしまったのは、全ての非は私にあります。本当に申し訳ない気持ちです。それでも、同僚や会社が助けてくださり、パワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修を受ける機会があったので、今こうして立ち直ることができました。カウンセリングを担当してくださった先生がいなかったら、私は全てのものを失っていたかもしれません。私が現場に戻ることができたのは、私を支えてくれた全ての人のおかげです。これからは辛くなったら相談し、二度とこのようなことを起こさないようにしたいと思います。


※個人の感想も含まれています。当協会のサービスを受けることで特定の効果が生じることを保証するものではありません。

パワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修
導入事例10

【事案の背景/組織からの要望】
パワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修を受講した従業員がいる企業の代表取締役より、代表取締役自らが当協会のパワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修を受講したい旨、当協会へ連絡があった。パワハラ防止協会のパワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修を受講した元パワハラ加害者(行為者)は長年に渡り部下や同僚をパワハラ行為で苦しめてきたが、更生カウンセリング研修を受講して以来、それ以前の言動が嘘のように改善したことに周囲の人たちや本人も驚きを隠せない状態になったため、代表取締役も自らの言動を改めるために受講を決断したとのこと。60代の代表取締役は、自らも先輩や上司から現代で言うところのパワハラ行為を受けてきた世代であることから、それが正しい指導だと勘違いし、部下たちに厳しい指導を行ってきた。それが原因で部下を退職に追い込んでしまったこともあり、反省の意味も込めて少しでも自分の意識や行動を変えていきたいとの要望があった。ただし、従業員たちには代表取締役がパワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修を受講することは内密にしたいとのこと。

  • 【対象者】代表取締役
  • 【パワハラ行為】厳しすぎる指導、横暴な態度、暴言
  • 【処分】なし
  • 【受講回数】2回
  • 【受講期間】2ヶ月
  • 【フォローアップ】なし

【担当講師からのコメント】
以前、当協会のパワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修を受けたパワハラ加害者(行為者)は、社内でもパワハラ行為に該当するような厳しい指導をすることで名が知れた存在であったため、更生には時間がかかることが予想された。しかし、パワハラ加害者(行為者)が自分自身を変えたいという気持ちが強かったため、予想に反して、短期間で意識の変容から行動変容が実現したというケースであった。パワハラ加害者(行為者)の、この姿を見れば、誰しもが、「人間は変わることができる」という可能性に希望を見出すことはできる。そして、代表取締役自らが連絡をしてきた時には、「人はいくつになっても成長したい」という気持ちがあることを改めて知ることとなった。代表取締役は、年齢を重ねる度に性格が丸くなってきたというものの、怒りやすい体質であり、何かきっかけがあると瞬間的に怒りの感情を相手にぶつけてしまうこともあるということから、根底にある怒りの原因にアプローチをした。そこには、戦後、日本の経済成長を支えるために身を粉にして働いてきた人たちの厳しさと希望があった。怒りと喜びは表裏一体であり、怒りがあるから喜びを生み出す原動力になることも事実である。代表取締役は、このような時代的背景に翻弄された人々から厳しい指導をされたことから、自らが指導者となったときには、日本の世の中も平和を取り戻しつつあったものの、時代の流れに適さない厳しい指導をしてしまったと思われる。代表取締役は、パワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修の中で、時代の変化と共に、自らの言動も変化させることの大切さを学んだ。さらに、今の時代に相応しい指導ができるように、パワハラにならない適切な叱り方や指導の方法を学ぶことで、本来持ち合わせている人としての温かさを前面に引き出しやすくなった。組織の文化は、組織のトップの文化が大きく影響することから、代表取締役自らが、自身の言動を省み、パワハラが起きないような取組を強化したことで、パワハラのない風通しの良い職場が実現するのではないだろうか。

【受講者からのコメント】
パワハラ防止協会のパワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修は当社の人事部がネットで検索して見つけてくれましたが、本当にパワハラ加害者(行為者)を更生させることができるのか正直なところ疑っていました。しかし、初回の研修を受けてから直ぐに行動に変化が生まれていることを周囲の人間から聞き、私も何気なく働く現場に顔を出してみましたが、前の姿が思い出せないほど穏やかな人間に変わっていたことに衝撃を受けました。私が管理職だった時に、このような研修を受けることができれば、傷つけてしまった人たちも出なかったのではないかと後悔が止まりませんでした。ただ、後悔するだけでは何も変わらないので、誰に相談することなくパワハラ防止協会の代表理事へ連絡し受講することを決めました。会社のトップは自らの悩みを相談できるところも少なく、そして、トップに苦言してくれる人もおりませんので、代表理事からいただいた指導や助言は本当にありがたかったです。私がこれからどれだけ社会に貢献することができるか分かりませんが、私が変わることで従業員たちも変わり、そして会社も社会も変えていってくれることを望んでいます。社内でパワハラが起こらないことが一番だと思いますが、何かあればパワハラ防止協会に相談して助けてもらいたいと思います。


※個人の感想も含まれています。当協会のサービスを受けることで特定の効果が生じることを保証するものではありません。

パワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修
導入事例11

【事案の背景/組織からの要望】
中学校の教諭が生徒に対して暴言を吐いてパワハラをしているという匿名の通報が学校に寄せられた。同学年の教員に聴き取り調査をしたが、非常にまじめな勤務態度でありパワハラ行為をするような人には思えないとの証言が多数あった。担当する部活の生徒や担任をするクラスの生徒に「全ての教員についてヒアリングをしている」という名目で聞き取りをした結果、「普段は優しいが、ヒステリーになって怒りが止まらなくなる時がある」という証言を得た。その上で、パワハラ加害者/パワハラ行為者側にヒアリングを行った結果、本人から「怒りのコントロールが上手くできないことがある」、という悩みがあることが判明。パワハラ加害者/パワハラ行為者も何とかして改善したいという希望があることから、パワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修を受講させたい。また、本人から「しばらくは仕事を休みたい」という申告があったため、正式に手続きをし、休職期間中にパワハラ防止協会が主催するパワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修を受けられるように調整したい。

  • 【対象者】中学校教諭
  • 【パワハラ行為】突然切れる、無視をする、怒り
  • 【処分】本人の申出により休職
  • 【受講回数】3回
  • 【受講期間】5ヶ月
  • 【フォローアップ】半年後、1年後

【担当講師からのコメント】
緊張した面持ちで初回研修に現れたパワハラ加害者/パワハラ行為者となった教諭であるが、雰囲気は穏やかで口調も柔らかく、パワハラ防止協会のパワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修を受けるような人物には見えなかった。しかし、教諭は自身の感情がコントロールできないことを社会人になってから悩んでおり、自分自身でも出来る限りの対策を講じてきたが、効果がなかったことが分かった。特に生理前の怒りのコントロールが難しく、職場だけではなく、プライベートでも怒りの感情を家族にぶつけてしまうことから、自己嫌悪に陥り生きているのが辛くなっていた時に、パワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修を受講することになったため、積極的にカウンセリング研修に参加している姿勢が高く評価できた。非常に素直な性格で、客観的に自己分析ができていることから、今まで取組まなかった改善策について対話を重ねた。その結果、生理前の感情のコントロールを促してくれる漢方薬の服用を開始してもらった。漢方薬の効果は緩やかであるため、通常の頻度よりもカウンセリング研修とカウンセリング研修の間を長くして様子を見ることにした。漢方の他にマインドフルネスやウォーキングなども取り入れることにより、徐々に生理前の感情の起伏も落ち着いてきたことから、これらの取組みをパワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修が終了した後も継続し、半年後、1年後に様子を確認することにした。結果的に、感情も安定し、依然に比べて明るく前向きに生きることができるようになったことから、職場の復帰を果たし、今では生徒からも優しいと評判の先生として活躍していることは、何よりも本人の決意と努力の賜物だと考えている。

【受講者からのコメント】
教えることが大好きで、子供も大好きだったので、迷うことなく先生という職業に就きました。ただ、中学生というのは心身の成長で難しい時期にあたるので、想像していた以上に大変なことが多くありました。私もまだ若かったので、不安でいっぱいでしたが、他の先生も大変そうだったので相談することもできませんでした。働き出してから特に生理前には自分でも自分ではないような感じがするほどイライラしてしまうと同時に、突然涙が出てきたり、食欲も異常なくらい増してきたりして、どうすることもできなくなりました。症状を改善するための方法はネットで検索をしていましたが、漢方を取り入れるところまでは考えていませんでした。カウンセリング研修で色々と相談している中で担当講師から勧められた漢方との出会いにより、今まで悩んでいた生理前の状態も改善してきたので、気持ちにも余裕が出てきて、毎日が楽しくなってきました。それでも職場に復帰することには恐怖感もあり、しばらくは仕事を休むようにしましたが、休むことで自分がどれほどに教員という仕事が好きなのかが分かりました。私が突然休職をしてしまったので、担任をしていた生徒の卒業式に参加できなかったことが悔やまれます。それでも卒業した生徒からは個別に連絡をもらえた時は、本当にうれしかったです。匿名の通報が来たことに関しては、本当に悲しかったですが、原因の全ては自分にあるので、受け止めるしかありませんでした。それでも、パワハラ防止協会のパワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修を受けたおかげで、心身共に健康になれたので感謝しています。これからは悩みがあったら同僚の先生へ相談したりして、自分だけで抱え込むことがないようにしたいと思います。


※個人の感想も含まれています。当協会のサービスを受けることで特定の効果が生じることを保証するものではありません。

パワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修
導入事例12

【事案の背景/組織からの要望】
非管理職の間でパワハラが起きているという外部に設置したハラスメント相談窓口に通報があった。通報の内容は、20代の非管理職が、当初は仲良く仕事をしていて、プライベートでも交流があったようだが、ここ最近は両名共にパワハラに該当するような言動が見受けられることが多くなってきた、ということだった。先ずは、二人が所属する所属長からヒアリングを開始したが、所属長としては、「よくある仲間内の喧嘩」程度にしか捉えておらず、パワハラ行為という認識はなかったようである。しかし、同じチームに所属する人たちや近くで働く他のチームの人たちから話を聞いたところ、人格や人権を否定するような言葉を使っていて、まるで自分たちがパワハラ行為を受けているような気持ちになっていることが分かった。パワハラに該当するような言動を行っている二人から話を聞いたところ、お互いに思いやる気持ちが高じて厳しい言葉のやり取りが始まったようだが、周囲の人たちの気持ちが落ち込んで来たり、所属先の変更を要望するメンバーが出てきたことから、当事者二人、および所属長に対してパワハラ防止協会のパワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修を受講させたいとの要望が寄せられた。


  • 【対象者】20代一般職二人、所属長
  • 【パワハラ行為】<20代一般職二人>人格否定、暴言、<所属長>パワハラの認識欠如による不適切なマネジメント
  • 【処分】<20代一般職二人>始末書、<所属長>厳重注意、減給2ヶ月
  • 【受講回数】<20代一般職二人>2回、<所属長>1回
  • 【受講期間】2ヶ月
  • 【フォローアップ】<所属長>3ヶ月後

【担当講師からのコメント】
<20代一般職二人> 年齢も若い二人にとってパワハラ防止協会のパワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修を受講しなければならないことが人事部から伝えられた時には動揺したとのことだった。一人ひとり更生カウンセリング研修の受講をしたが、二人ともに深く反省をしていたことが印象的であった。年齢も近く親しい関係だったことから遠慮なく意見を言い合い、良い仕事をしようと切磋琢磨していた先に行き過ぎた行為に発展し、関係性が悪化してしまったようである。周囲の人たちが二人の激しいやり取りを聞いて、辛い気持ちになったり、出勤できなくなっていることに関しては二人ともに気が付いておらず、自分たちの行為を後悔すると同時に、大切な仲間に謝罪したいとの気持ちが語られた。また、二人のやり取りがパワハラ行為に該当する可能性があることも認識していなかったことから、パワハラの定義やパワハラの6類型についての基礎をパワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修の中で学ぶ機会を得、パワハラか否かのグレーゾーンについても理解が深まったことは、近い将来、二人が管理職になる時が来れば、学んだことが大いに役立つと考えている。未来がある若い二人にとっては辛い経験になったことは事実であるが、人生は辛い経験があるからこそ明るい未来が待っていることもパワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修の中で学べたことは人生の財産になる、と研修の最後に明るい笑顔で担当講師に伝えている姿が印象的であった。


【担当講師からのコメント】
<所属長> 「見て見ぬふりをすることは同罪である」、という言葉があるように、一般職二人がパワハラに該当するような行為をチーム内でしていたにも関わらず、必要な指導をしていなかったことは、所属長がパワハラ加害者/パワハラ行為者と同じ立場になるということをパワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修の中で対話を通じて理解を深めた。所属長が適切な指導をしなかった理由の1つとしては、一般職二人がやっていた行為は、所属長が若い頃は誰もがやっていたことであり、このような経験が人として逞しく成長するには必要なことだと捉ええていたことが考えられる。しかし、昔許されていたような言動であっても、パワハラ防止法が施行された現代においては、パワハラ行為として認識され、パワハラ加害者/パワハラ行為者、およびパワハラ被害者、そして周囲の人たちの人生をも傷つける結果につながることについて、当該事案の経験を通じて理解できたことは、所属長にとっても有効だったと考えている。所属長は、自分がパワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修を受講した二人を守れなかったばかりではなく、周囲の人たちをも傷つけてしまったことに深く反省していることから、今後は同じような状況になったとしても適切に対応できるようになると期待している。


【受講者からのコメント】
<20代一般職A> パワハラ加害者/パワハラ行為者という言葉は知っていましたが、自分たちの年齢には関係のないことだと思っていました。それが、自分がパワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修を受けることになったことで、パワハラ加害者/パワハラ行為者は年齢に関係なく誰もがなる可能性があることが分かりました。Bさんに対しても申し訳ない気持ちでいっぱいだし、周囲の人たちや上司にも迷惑をかけてしまったことに深く反省しています。ただ、代表理事の更生カウンセリング研修を受けられたことは本当に良かったと思います。自分はどんな性格で、どんな能力があるのか、ということなど、仕事だけではなく、これから生きていく上で大切なことを教えてくれました。今後は、パワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修で学んだことを活かし頑張っていきたいと思います。 


【受講者からのコメント】
<20代一般職B> 言葉にできないほど反省しています。仲良しだったAさんを辛い気持ちにさせたばかりではなく、チームメンバーにも悪い影響を与えてしまったことは人生の黒歴史になることは間違いありません。また、上司にも迷惑をかけてしまったことは自分の至らなさが原因だと思っています。この会社に入ることは自分の夢であり、この会社で活躍することに喜びを感じています。ただし、活躍するということは自分の言動も含め評価されることを今回の件で改めて理解することができました。正直なところ、パワハラ防止協会のパワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修に行くまでは本当に行きたくない気持ちでいっぱいでしたが、今となっては受講できて良かった!と思っています。こんなに沢山自分のことを話せたのは今までにありませんでした。パワハラ防止協会のパワハラ加害者(行為者)更生カウンセリング研修は、パワハラ加害者/パワハラ行為者だけではなく、他の人にもぜひ受けてほしいと思いました。 


【受講者からのコメント】
<所属長> 私が適切な指導をしなかったばかりに、大切な部下達だけではなく、チームメンバーの人たちも傷つけてしまったことを後悔しています。パワハラ防止研修も毎年受講をしていたものの、「自分の言動がパワハラにならないように気を付ける」ことだけに注意を払っていたことが、このような事態を招いた原因でもあります。所属長として、部下達の間でもパワハラが起きていないか管理監督することが管理職の仕事であることを改めて理解し、今後、二度と同じようなことが起こらないように、しっかりと管理監督者として指導をしていきたいと思います。本当に申し訳ございませんでした。 


※個人の感想も含まれています。当協会のサービスを受けることで特定の効果が生じることを保証するものではありません。

導入までの流れ

①お問合せ

①ヒアリング

お問合せフォーム」からご連絡をお願いします。担当者より2営業日以内にメールにてご連絡させて頂きます。なお、お問合せから3営業日経過しても連絡がない場合は、再度お問合せフォームに必要事項をご記入の上送信してください。

②概要のご説明

②ご提案

お問合せ頂いた後、担当者より更生カウンセリング研修の説明資料をメールにてお送りします。内容をご確認頂いた後、ご質問があればメールにてお知らせください。繊細な事案であることと、正確な情報提供を行うことを目的として基本的にはメールでのやり取りになります。

③ご発注/業務委託契約書の締結/申込書 等

③業務委託契約書の締結

当協会の更生カウンセリング研修を採用することが決まりましたら、メールにてお知らせください。安心して当協会のサービスをご利用いただくことを目的とし、業務委託契約書を締結させていただきます(クラウドサインによる電子契約)。契約締結後に研修の回数等を決め、初回研修日の調整をした後、メールにて申込書を送信して頂きます。その他については別途メールにてお知らせいたします。

④研修の実施

④面談の実施

パワハラ加害者(行為者)との研修を実施します。最終研修終了後には守秘義務に基づき開示可能な範囲で報告書を作成しご提出いたします。研修終了後にご請求書を発行させて頂きます。



※HPに掲載されているサービスの内容等について予告なく変更される場合がございます。



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