2026/09/09
なぜ、パワハラ行為を
繰り返してしまうのでしょうか。
「もう二度としないように」 と本人へ伝えた。
本人も「分かりました」と答えた。
それでも、しばらくすると 同じような強い言い方や威圧的な態度が 繰り返されてしまう。
その場合、 「パワハラをしてはいけない」という知識だけでは 解決できない要因 が隠れている可能性もあります。
本人が「自分は悪くない」と考えている場合もあります
パワハラ行為を指摘された人が、 すぐに問題を理解できるとは限りません。
「仕事だから厳しく言っただけ」 「自分の時代はもっと厳しかった」 「相手の仕事ができないことが原因だ」 などと考えることもあります。
こうした認識が変わらないまま 「今後は気をつけてください」と伝えても、 本人にとっては 何をどのように変えればよいのか分からない ことがあります。
問題行動の背景は一つとは限りません
「上司の指示には従うべき」 「一度言えば分かるべき」など、 強い思い込みが怒りにつながる場合があります。
忙しさやプレッシャーの中で、 感情をそのまま相手へぶつけてしまうことがあります。
自分では普通に話しているつもりでも、 命令的・威圧的な伝え方が習慣化していることがあります。
自分の立場や影響力が、 相手へどの程度の圧力を与えるのかを 十分に認識していない場合があります。
大切なのは「原因探し」で本人を責めることではありません
問題行動の背景を振り返る目的は、 本人をさらに追い詰めたり、 性格を否定したりすることではありません。
再発を防ぐために、 「自分はどんな場面で問題となる行動を取りやすいのか」 を本人自身が理解すること が重要です。
「これまでの反応」から「別の行動」へ
「またか」 「何度言えば分かるんだ」 という感情のまま、 強い言葉を相手へぶつける。
人格ではなく、 問題となっている行動や業務上必要な改善点を 具体的に伝える。
自分の立場を否定されたと受け止め、 さらに強く相手を抑えようとする。
反論と捉える前に、 相手が何を伝えようとしているのかを確認し、 必要な指導と分けて考える。
「アンガーマネジメントだけ」で終わらせない
パワハラ再発防止では、 怒りへの対処を学ぶことが役立つ場合があります。
しかし、問題となった言動の背景が すべて「怒り」だけとは限りません。
本人の認識、コミュニケーション、 立場への理解、指導方法など、 複数の視点から振り返ることが重要です。
本人が自分自身の行動を振り返る機会を
一般社団法人パワーハラスメント防止協会では、 パワハラ行為を起こした本人を対象に、 更生カウンセリング研修を行っています。
問題となった行為だけを責めるのではなく、 本人が自身の考え方や行動を振り返りながら、 再発防止に向けた具体的な行動変容 につなげていくことを重視しています。
パワハラ行為者の再発防止支援について
「同じことを繰り返してほしくない」
そのための支援をご相談ください
パワハラ行為者本人への再発防止・行動変容支援について、
企業・団体の状況を伺いながらご相談を承ります。
