ハラスメントのない職場づくりに必要な管理職教育|防止だけで終わらない企業研修

ハラスメントのない職場をつくるために、「パワハラをしてはいけない」と伝えることは必要です。しかし、それだけで職場のコミュニケーションが良くなるとは限りません。

特に管理職には、ハラスメントを防ぐ知識だけでなく、部下へ適切に指導し、相談を受け、職場の状況を見ながら判断する役割があります。

ハラスメント防止と適切なマネジメントを一緒に考えることが、管理職教育では重要です。

管理職は日常の職場環境に大きく関わっています

社員にとって管理職は、日常的に仕事の指示を受け、相談し、評価を受ける相手でもあります。

管理職の言葉や行動は、一人の部下との関係だけでなく、職場全体の雰囲気にも影響します。

問題が起きたときに話を聞いてもらえる。必要な指導は具体的に伝えてもらえる。困ったときには相談できる。ミスをした場合でも、人格を否定されるのではなく改善方法を一緒に考えてもらえる。

こうした日常の積み重ねが、相談しやすく働きやすい職場づくりにつながります。

管理職教育で考えたい4つの力

KNOWLEDGEハラスメントを理解する力

パワハラをはじめとするハラスメントの基本的な考え方を理解し、自分の言動を振り返ります。

GUIDANCE適切に指導する力

部下の尊厳を大切にしながら、業務上必要な改善を具体的に伝えます。

LISTENING話を聞く力

部下から相談を受けた際、最初から結論を決めつけず、何が起きたのかを確認します。

JUDGMENT組織につなぐ力

管理職だけで問題を抱え込まず、必要な場合には人事や相談窓口など適切な部署へつなぎます。

「パワハラをしない管理職」だけを目標にしない

管理職がハラスメントを恐れるあまり、部下への必要な指導やコミュニケーションまで避けるようになれば、健全な職場づくりにはつながりません。

問題があっても何も言わない。部下へ注意することを避ける。難しい問題はすべて人事へ任せる。そのような状態では、管理職としての役割を十分に果たすことが難しくなります。

目指したいのは「何も言わない管理職」ではなく、必要なことを相手へ適切に伝えられる管理職です。

ハラスメント防止教育を、「禁止事項を覚える研修」から「よりよいマネジメントを考える研修」へ。

管理職には「相談を受ける側」の役割もあります

管理職向けハラスメント研修というと、自分自身がパワハラをしないための研修だと考えられがちです。

しかし、管理職は部下から職場の問題について相談を受ける立場でもあります。

相談を受けたときに、「そんなことで気にするな」「あの人に悪気はない」とすぐに判断してしまえば、相談した社員がそれ以上話せなくなることがあります。

反対に、最初の話だけを聞いてすぐに誰かを加害者と決めつけることも適切ではありません。

まず話を聞き、必要な情報を確認し、自分だけで判断すべき問題なのか、組織の相談ルートへつなぐ必要があるのかを考える力も管理職には求められます。

管理職自身が困ったときに相談できることも大切です

管理職は「相談を受ける人」である一方、自分自身が部下への対応に悩むこともあります。

「何度指導しても改善されない」「部下との関係が悪化している」「パワハラと言われることが怖い」といった悩みを管理職一人に抱え込ませないことも、組織として考えたい課題です。

管理職が早い段階で上位者や人事部門などへ相談できれば、問題が大きくなる前に対応方法を考えられる可能性があります。

対面式集合研修で管理職同士が考える

管理職が抱えている悩みは、一人ひとり異なります。

しかし、ケーススタディを行うと、「自分も同じことで困っていた」「その場面では自分も迷う」という共通の課題が見えてくることがあります。

部下へ改善を求めなければならない場面

何を、どのような言葉で、どのタイミングで伝えるかを考えます。

部下からハラスメントの相談を受けた場面

最初に何を聞き、何をしてはいけないのか、組織へどうつなぐかを考えます。

管理職自身が対応に困っている場面

一人で抱え込まず、どの段階で誰へ相談するかを考えます。

対面式集合研修では、講師の問いかけだけでなく、他の管理職の考え方にも触れることができます。

それによって、自分一人では気づかなかった指導方法や見方を知り、実際の職場へ持ち帰ることができます。

企業ごとの管理職課題に合わせた研修へ

新任管理職が多い企業、指導に消極的な管理職が増えている企業、部下とのコミュニケーションに課題を感じている企業、相談を受けた際の対応を学ばせたい企業など、必要な管理職教育は組織によって異なります。

そのため、すべての企業へ同じ内容を提供するのではなく、現在の職場課題を確認して研修内容を設計することが重要です。

一般社団法人パワーハラスメント防止協会では、企業・団体の研修目的、受講者、職場課題を伺ったうえで、ケーススタディを取り入れた対面式・完全オーダーメイドの管理職向けハラスメント研修をご提案します。

ハラスメント防止から、よりよい職場づくりへ

ハラスメント防止は、「問題を起こさない」というだけの取り組みではありません。

必要な指導を適切に行えること、部下が相談できること、管理職自身も困ったときに相談できること、問題が起きた際には組織として対応できること。

そうした日常のマネジメントを整えていくことが、ハラスメントのない職場づくりにつながります。

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「管理職の指導力を高めたい」「パワハラを恐れず適切に指導できるようにしたい」「相談対応も研修に取り入れたい」「自社の職場に近いケースで考えさせたい」など、現在の課題から研修内容を設計します。

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