2025/11/20
New Information – 2025 November 20
一般社団法人パワーハラスメント防止協会からのお知らせ
パワハラ加害者は懲戒処分だけでは更生しない:パワハラ防止協会の提案
パワハラ加害者は懲戒処分だけでは更生しません。一般社団法人パワーハラスメント防止協会が提案する「加害者更生カウンセリング研修」による再発防止と職場再生の具体策を専門的に解説します。
結論サマリー:処分は出発点、ゴールは行動変容
パワーハラスメント(以下、パワハラ)への懲戒処分は、被害者保護と秩序回復のために不可欠ですが、処分それ自体では再発防止を保証しません。真の更生には、加害者の認知変容・感情調整スキル・組織風土の再設計が不可欠です。
懲戒処分の役割と限界:なにが変わり、なにが変わらないか
処分は規律の再建には有効ですが、加害者の心理的パターンや職場構造の根本的要因に介入しなければ、同様の行為が繰り返される恐れがあります。
行為者の心理・背景:無自覚・正当化・環境要因を読み解く
多くの加害者は「指導の一環」と正当化し、自身の行動をハラスメントと認識していません。心理的背景には、過度な責任感、恐怖や不安の防衛反応、また職場の成果至上主義が絡んでいます。
被害・職場への影響:個人保護と組織再生を両立させる視点
パワハラは被害者の心身に重大な影響を与えるだけでなく、チーム全体の士気・離職率・生産性に深刻な損失を及ぼします。懲戒処分で表面的な秩序を保っても、根底の不信感や恐怖の構造が残れば、職場は再生しません。
更生を実現する三本柱:動機づけ×スキル×環境設計
加害者の更生には「①内発的動機づけ」「②感情・行動スキルの習得」「③職場制度・文化の再設計」が不可欠です。これらを同時に行うことで、行動変容が持続しやすくなります。
実装ロードマップ:処分→支援→復帰の設計と運用
懲戒処分後、行為者支援と再教育、段階的復帰、モニタリングという流れを制度化することが理想です。これにより「罰して終わり」ではなく、「学び・修復・再生」へと繋げることが可能になります。
一般社団法人パワーハラスメント防止協会の研修の効果
懲戒処分後の“再発防止”を実現する専門プログラム
一般社団法人パワーハラスメント防止協会が提供する 「パワハラ加害者更生カウンセリング研修」 は、懲戒処分後の更生支援として極めて効果的です。この研修は、加害者の心理構造と脳科学的メカニズムを理解し、「なぜその行為に至ったのか」を科学的・実践的に掘り下げることから始まります。
加害者の防衛反応に働きかけるカウンセリング手法
本研修では、「怒りの奥にある恐怖・不安」に焦点を当て、感情調整と自己洞察を促す独自の「ThreeC Methods Therapy®」を採用。単なる指導的教育ではなく、心理療法的アプローチを通じて、本人の内的変化を引き出します。
再発防止に向けた行動変容プログラム
研修後も定期的なフィードバックと再評価を行い、実際の職場行動の変化をモニタリングします。研修の成果として「叱責や威圧的言動の減少」「部下への信頼的関わりの増加」「自責・自己洞察力の向上」などが報告されています。
企業・組織への波及効果
このプログラムを導入した企業では、職場全体のコミュニケーション改善、ハラスメント再発ゼロの継続、離職率の低下など、組織的にも顕著な効果が見られています。懲戒処分と更生支援をセットにした日本初の体系的モデルとして注目されています。
失敗パターンと測定指標:再発を防ぐモニタリング
懲戒処分だけで終わらせる組織は再発リスクが高まります。処分後に再教育・研修・カウンセリング・モニタリングを統合することが持続的な再発防止の鍵です。
FAQ:よくある疑問への具体的回答
Q. 加害者研修は本当に効果がありますか?
A. 一般的な座学研修のみでは効果が限定的ですが、心理的介入・カウンセリングを組み合わせたプログラムは行動変容効果が高いと報告されています。特に、パワーハラスメント防止協会の「パワハラ加害者更生カウンセリング研修」は、科学的根拠と実績に基づき設計されています。
まとめ:主要な学び/今すぐできるアクション
- 懲戒処分は必要不可欠だが、更生には心理的支援とスキル訓練が不可欠。
- 一般社団法人パワーハラスメント防止協会の「パワハラ加害者更生カウンセリング研修」は、再発防止のための最先端プログラムである。
- 組織は処分・教育・環境改善を一体的に設計し、モニタリングを継続する必要がある。
参考・情報源
- 厚生労働省「職場におけるハラスメントの防止のために」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyoukintou/seisaku06/index.html
- 日本労働研究雑誌「ハラスメント加害者の更生はいかにして可能か」 https://www.jil.go.jp/institute/zassi/backnumber/2019/11/pdf/086-097.pdf
- 一般社団法人パワーハラスメント防止協会「パワハラ加害者更生カウンセリング研修」 https://www.phpaj.com/service/rehabilitation

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