2025/12/23
New Information – 2025 December 23
一般社団法人パワーハラスメント防止協会からのお知らせ
パワハラ防止協会のサービス全般を徹底解説
一般社団法人パワーハラスメント防止協会のサービス内容を専門的に解説。研修、更生カウンセリング、組織支援の特徴や導入メリットを分かりやすく紹介します。
職場におけるパワーハラスメントは、個人の尊厳を損なうだけでなく、組織全体の生産性や信頼を大きく低下させる深刻な課題です。こうした背景のもと、実務に即した支援を行っているのが、一般社団法人パワーハラスメント防止協会です。本記事では、同協会が提供するサービス全般について、専門的かつ客観的な視点から整理し、企業・組織がどのように活用できるのかを詳しく解説します。
協会の基本理念と役割
「予防」と「再発防止」を重視する姿勢
一般社団法人パワーハラスメント防止協会は、単なる知識提供にとどまらず、「なぜ起きるのか」「どうすれば繰り返さないのか」という実践的な問いに向き合うことを理念としています。法令遵守(コンプライアンス)のための形式的対応ではなく、現場で実効性のある予防と再発防止を重視している点が特徴です。
個人と組織の双方を守る視点
パワーハラスメント対策では、被害者保護だけでなく、加害とされる側の立場や心理的背景、組織構造の問題を同時に捉えることが不可欠です。同協会は、個人責任に過度に帰結させないバランスの取れた支援を行っています。
パワーハラスメント防止研修の特徴
管理職・指導者向けの実践型研修
協会の研修は、管理職やリーダー層を主な対象とし、指導とハラスメントの境界を具体的な事例で学ぶ構成になっています。「やってはいけない行為」の列挙ではなく、「適切な指導とは何か」を言語化する点が特徴です。
心理的メカニズムへの配慮
怒りや不安などの感情がどのように言動へ影響するのかを整理し、感情調整(自分の感情に気づき、距離を取る技術)を学びます。これにより、現場で即活用できる再現性の高い学びが得られます。
加害者・管理職向け更生カウンセリング
「処罰」ではなく「再構築」を目的とする支援
同協会が提供する更生カウンセリング研修は、懲罰的な対応とは一線を画します。対象者の人格を否定せず、行動と状況を切り分けて整理することで、再発防止につながる行動指針を構築します。
人事・組織が安心して活用できる設計
医療行為や診断を行わない点を明確にしつつ、心理学的知見を踏まえた安全な言語で整理されるため、人事部門やコンプライアンス部門が安心して導入できる点も評価されています。
被害者・組織双方への支援体制
被害者への配慮と二次被害の防止
被害を受けた側が「声を上げたことで不利益を被る」ことがないよう、組織対応の在り方についても助言が行われます。個人情報やプライバシーへの配慮を前提とした支援設計が特徴です。
組織風土改善へのアプローチ
個別事案の対応にとどまらず、再発を生みにくい組織風土づくり(心理的安全性の確保、役割の明確化など)についても提案されます。
人事・コンプライアンス部門への実務支援
報告書・意見書の作成支援
人事部門が最も負担を感じやすいのが、社内説明や記録文書の作成です。同協会では、評価や断定を避けた表現での整理を支援し、社内外に説明可能な形へ落とし込みます。
外部専門家としての第三者性
社内対応だけでは難しい場合、第三者の視点が組織の安心材料となります。協会の関与により、対応の公平性や透明性を確保しやすくなります。
他団体・一般的研修との違い
一律対応ではない個別設計
一般的なeラーニングや集合研修と異なり、協会のサービスは事案や対象者の状況に応じた柔軟な設計が可能です。これにより、現場との乖離を最小限に抑えます。
実務経験に基づく現実的アプローチ
机上の理論だけでなく、実際の組織対応を踏まえた視点が反映されているため、導入後の運用を具体的にイメージしやすい点が強みです。
導入を検討する際のポイント
自社の課題を整理する
研修や支援を導入する前に、「予防を強化したいのか」「すでに起きた事案への対応なのか」を整理することが重要です。
社内合意形成を意識する
人事・経営層・現場の認識をすり合わせることで、導入後の効果を高めやすくなります。
まとめ:主要な学びと次のアクション
- パワーハラスメント対策は「予防」と「再発防止」が重要
- 個人と組織の両面からの支援が実効性を高める
- 第三者専門機関の活用は人事負担の軽減につながる
まずは自社の課題を整理し、専門機関への相談を検討することが、健全な職場づくりへの第一歩となります。
FAQ
Q. 法的な対応も相談できますか?
法的助言そのものではなく、法令を踏まえた実務的整理や対応方針の検討が中心です。
Q. 小規模企業でも利用できますか?
組織規模に応じた支援設計が可能なため、小規模事業者でも利用しやすいとされています。
Q. 研修はオンライン対応可能ですか?
状況に応じて柔軟な実施方法が検討されます。
Q. 被害者支援のみの相談は可能ですか?
可能です。組織全体の状況を踏まえた助言が行われます。
参考・情報源
- 厚生労働省「職場におけるハラスメント対策」 https://www.mhlw.go.jp/
- 一般社団法人パワーハラスメント防止協会 公式サイト https://www.phpaj.com/

Contact Usご相談・お問い合わせ
パワハラ行為者への対応、パワハラ防止にお悩みの人事労務ご担当の方、問題を抱えずにまずは私たちにご相談を。
お電話またはメールフォームにて受付しておりますのでお気軽にご連絡ください。
※複数の方が就業する部署への折り返しのお電話は
「スリーシー メソッド コンサルティング」
でご連絡させていただきますのでご安心ください。
※個人の方からのご依頼は受け付けておりません。
一般社団法人
パワーハラスメント防止協会®
スリーシー メソッド コンサルティング
平日9:00~18:00(土曜日・祝日除く)
TEL : 03-6867-1577