パワハラ加害者カウンセリング研修
受講者インタビュー②

パワハラ加害者更生カウンセリング研修
受講者インタビュー②

受講者インタビュー②

【業種】金融
【役職】管理職
【処分】出勤停止

※ご本人・組織の承諾を得て掲載しております。

以前にも部下や周囲に対する行き過ぎた指導により譴責(けんせき)処分を受けたOさん。その 時は他社の行動変容プログラムを受講し一定期間は改善の傾向があったとのこと。しかし仕事が忙しくなり責任が重くなるにつれ自分でもコントロールできないほどのイライラする感情が頻繁に起こるようになり職場の身近な人たちへの攻撃が加速していってしまいました。当協会のパワハラ加害者更生カウンセリング研修の受講者となったOさんに当時を振り返っていただきました。

Q:Oさんお久ぶりです。パワハラ加害者更生カウンセリング研修を終えてから1年半くらい経ちますが、その後はどのように過ごされていましたか。

O:その節は本当にありがとうございました。身も心もボロボロの私の全てを受け入れてくださったおかげで今は心身ともに健康に過ごしています。そして何よりも自分ではコントロールできなかった怒りの感情などマイナスな感情とも向き合いながら仕事を続けることができています。

受講者インタビュー

Q:怒りの感情などマイナスな感情とも向き合えているのですね。

O:はい、もちろん人間なのでイライラすることもあります。でも以前は、イライラする原因を自分以外のせいだと決めつけて周囲の人に怒りの感情をぶつけていましたが、今では怒りの感情は自分が原因で発生することが分かっているのでイライラするのは何が原因で、どうすれば良いのかということを冷静に判断し実行することができています 。

Q:怒りの感情のコントロール方法はどうしているのですか。

O:面談の時に代表理事から私が怒りの感情の他、悲しみ、苦しみなどの感情を生み出す原因について教えていただきました。どうしてこのようなネガティブな感情が生まれるのかを深いところから探っていただいたので、表面的なことではなく根本となる原因にアプローチすることにより怒りの感情もコントロールできるようになりました。

Q:当協会のパワハラ加害者更生カウンセリング研修を受ける前に他社の行動変容プログラムを受けたということですが当協会のパワハラ加害者更生カウンセリング研修との違いはありましたか。

O:パワハラ防止協会のパワハラ加害者更生カウンセリング研修は他社のプログラムとは全くアプローチの仕方が違うと思います。他社のプログラムは決められたプログラムなので一般的な内容をプログラムに沿って進めるだけでした。私としては「そんなことはわかっています・・私はどうすればいいの!」という気持ちが大きかったように覚えています。一方、パワハラ防止協会のパワハラ加害者更生カウンセリング研修は、私のためだけに作られたオリジナルのプログラムだったので本当にありがたかったです。「そうそう、それが知りたかったんです!」という驚きの気づきが多く、早くパワハラ防止協会のパワハラ加害者更生カウンセリング研修に出会えていればよかったな・・というのが正直な感想です。

受講者インタビュー

Q:出勤停止という処分を受けましたが、当時の心境を教えてください。

O:はい、もうだめだと思いました。責任を取り辞職願を書きました。ただ、人事部の方も含め関係する方々からは、「辞めさせたいのではありません。Oさんの仕事への姿勢は高く評価しているので、部下への言動を改めてほしいだけなのです。」と言っていただきました。出勤停止という処分を受ける間、自分自身としっかりと向き合うことができました。そして、会社から提案されたパワハラ防止協会のパワハラ加害者カウンセリング研修を受ける決心をしました。

Q:可能な範囲でOさんが起こしたパワハラ行為について教えてください。

O:はい。もともと完璧主義的なところがあり自分にも他人にも完璧を求める傾向がありました。社会人になってからは、上司や先輩からも厳しく指導されたので、「社会人になるとこのような指導方法で教育をするのか」ということが体に染みついていたので、私が指導する立場になった時も自分が受けてきたような指導をしてきました。成果を出すためには方法は選ばない・・というような今となって考えると望ましいやり方でないことは明らかです。でも当時は、会社という狭い世界の中で起きていることが間違っているという認識は少しもありませんでした。自分も成果を出さなくてはいけないし、部下の成果も出さなくてはいけないとうプレッシャーが相手を傷つける言動へと発展していってしまいました。

受講者インタビュー

Q:当協会のパワハラ加害者更生カウンセリング研修を受けた後の指導方法は変わりましたか。

O:はい!全く変わりました。恥ずかしい気持ちでいっぱいですが、私がしてきたのは指導ではなく相手を追い詰めて苦しませるだけのものでした。指導とは、相手も自分も成長できるように一人一人に合った方法で相手が理解できるように対話をしていくことだということを代表理事から教えていただいたので、今では限られた時間の中ではあるものの、状況や相手によって伝え方や方法を変えるように努力しています。

Q:指導方法を変えたことで部下との関係性に変化はありましたか。

O:部下も私も驚くほど関係性が良くなりました。部下から「Oさん、本当に怖かった!朝からメラメラ燃えていました!」と言われた時には自分がしてきたことの重大さが良く理解できました。私も肩の力が抜けて本来の自分を取り戻せたので、自分ができないこともあるし、自分には弱いところもある、ということを周囲に伝えて、一人だけで頑張ろうとしないようにしました。それにより、部下が積極的に助けてくれるようになり、結果として私が細かく指導しなくても部下の成長につながるようになりました。

Q:最後に、部下を指導する立場の人々に向けたメッセージをお願いします。

O:頑張りすぎないことが大切だと思います。自分自身の目標に向かい自分自身が努力することは必要ですが、それを相手に押し付けることは避けなくてはなりません。生きてきた環境、受けた教育、価値観などは、自分と同じ人は誰一人いません。自分と相手の違いをよく理解した上で、お互いの立場を理解しながら協力して会社の目標に向かって進んでいってほしいなと思います。もちろんこれは私へのメッセージでもあります。代表理事からいただいた「仕事は人生を豊かにするものの一つ」という言葉をみなさんへも届けたいと思います。

※個人の感想も含まれています。当協会のサービスを受けることで特定の効果が生じることを保証するものではありません。

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