一般社団法人パワーハラスメント防止協会 年末のご挨拶

一般社団法人パワーハラスメント防止協会 年末のご挨拶 一般社団法人パワーハラスメント防止協会 年末のご挨拶

New Information – 2025 December 25
一般社団法人パワーハラスメント防止協会からのお知らせ
一般社団法人パワーハラスメント防止協会 年末のご挨拶

一般社団法人パワーハラスメント防止協会による年末のご挨拶。パワーハラスメント防止を取り巻く社会的背景を踏まえ、当協会の専門的立場、支援現場で大切にしている考え方、組織と個人に求められる実践的な視点を丁寧にお伝えします。

本記事は、一般社団法人パワーハラスメント防止協会(以下、当協会)が年末にあたり、関係者の皆さまへお伝えする公式なご挨拶と、その背景にある考え方・活動方針を整理したものです。パワーハラスメント防止を巡る社会的要請や、企業・組織が直面する現実的な課題を踏まえ、信頼性と専門性を重視してお届けします。

 

年末のご挨拶をお届けする意義

形式的な挨拶に留まらない意味

年末の挨拶は、単なる区切りの言葉ではありません。一年間を振り返り、関係者との信頼関係を再確認し、次の行動につなげる重要な機会です。特にパワーハラスメント防止という分野では、継続的な対話と理解の積み重ねが不可欠です。

社会的責任を果たすメッセージ

当協会の年末の挨拶は、社会に対して「どのような価値を提供してきたのか」「今後どの方向を目指すのか」を明確に示す役割も担っています。これは、公益性の高い活動を行う団体としての責任でもあります。

 

当協会の基本的な立ち位置と役割

中立性と専門性を重視した支援

当協会は、特定の立場に偏らず、事実と専門知見に基づいた支援を行うことを基本方針としています。パワーハラスメントの問題は、加害・被害の二項対立では解決できないケースも多く、組織全体の構造や環境を含めた視点が求められます。

教育・研修・相談の三位一体

当協会の活動は、研修(知識と理解の提供)、個別相談(具体的課題への対応)、組織支援(制度・風土の整備)を連動させる点に特徴があります。これにより、単発的な対処に終わらない再発防止を目指しています。

 

パワーハラスメント防止を巡る社会的背景

法制度と企業責任の変化

パワーハラスメント防止に関する法制度や指針の整備が進み、企業にはより具体的な対応が求められるようになりました。これにより、「知らなかった」「個人の問題だった」という説明は通用しにくくなっています。

現場で起きているギャップ

一方で、制度や規程が整っていても、現場での運用が追いついていない例も少なくありません。管理職の負荷、コミュニケーションの齟齬(そご)、価値観の違いなど、複合的な要因が絡み合っています。

 

当協会が大切にしている専門的視点

心理学的安全性への配慮

当協会では、心理学的安全性(安心して意見や感情を表現できる状態)を重視しています。恐怖や不安をベースにした指導は、短期的な統制は可能でも、長期的な改善にはつながりにくいと考えています。

行動変容を促す実践的アプローチ

知識を伝えるだけでなく、実際の行動が変わることを重視しています。そのため、具体的な場面を想定した演習や、本人が納得感をもって取り組める支援を行っています。

 

支援現場から見える変化と課題

前向きな変化の兆し

多くの現場で、「指導とハラスメントの違い」を言語化できるようになり、対話の質が向上しているケースが見られます。これは、継続的な研修や相談の成果といえます。

依然として残る課題

一方で、忙しさや人員不足を背景に、十分なフォローが難しい組織も存在します。こうした課題に対しては、現実的で持続可能な仕組みづくりが求められます。

 

組織と個人に求められる次の一歩

組織としてできること

  • 相談しやすい窓口の整備
  • 管理職向けの継続的な学びの機会
  • 形式だけで終わらない運用の見直し

個人として意識したい点

  • 自身の言動を振り返る習慣
  • 違和感を感じた際の適切な相談
  • 感情と行動を切り分ける意識

 

今後に向けた当協会の姿勢

継続的な学びと改善

当協会自身も、社会や現場の変化に応じて活動内容を見直し続けます。専門性と実務性の両立を図りながら、より実効性の高い支援を目指します。

関係者への感謝と決意

本年も多くの企業・個人の皆さまにご理解とご協力を賜りました。心より感謝申し上げます。今後も、安心して働ける職場づくりに向け、誠実に取り組んでまいります。

まとめ:主要な学びと次のアクション

  • 年末の挨拶は信頼関係を再確認する重要な機会
  • パワーハラスメント防止には継続的な取り組みが不可欠
  • 組織と個人の双方が具体的な行動を取ることが重要

よくある質問(FAQ)

年末の挨拶はなぜ重要なのですか

一年間の活動を振り返り、次につなげる節目として、信頼構築に大きな意味があります。

当協会の支援の特徴は何ですか

中立性を保ちつつ、研修・相談・組織支援を一体的に行う点です。

パワーハラスメント防止は管理職だけの問題ですか

いいえ。組織全体での理解と協力が不可欠です。

小規模な組織でも取り組めますか

規模に応じた現実的な方法を検討することが可能です。

参考・情報源

  • 厚生労働省「職場におけるハラスメント対策」 https://www.mhlw.go.jp/
  • 労働政策研究・研修機構(JILPT) https://www.jil.go.jp/
  • 日本産業衛生学会 https://www.sanei.or.jp/

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